数千年の時を越え、日本の食卓と私たちの健やかな毎日を、
そっと、けれど力強く守り続けてきたものがあります。
それは、目には見えないほど小さく、
けれど生命力の輝きを秘めた「麹」という名の、一粒の智慧(ちえ)です。
お酒、お味噌、お醤油、お酢、そして甘酒。日本人が愛してきた味わいの根底には、いつも麹の存在がありました。
四季の移ろいや自然の恵みを大切に受け取りながら、先人たちが長い時間をかけて慈しみ、磨き上げてきたこの技術。それは、世界に誇るべき「生きた宝もの」です。